中国語会話教室の地域格差と対処法


他の産業と同様に中国語会話教室も都市部では多く存在していますが地方ではあまり見かけることはありません。まず東京の例を取ってみましょう。

東京に中国語教室が多い理由

日本の中で東京が首都だけあって最も中国語教室が多い地域です。理由は需要と供給の多さです。東京は日本の中でも一番中国人の人口が多い地域なので講師となる見込みの人が多く存在しています。

それに加えて東京は人口が多いだけでなく若い層や中国語の学習人口も多いので自然と需要も高くなります。この理由から東京が全国の中でも一番教室が多いのです。

なぜ地方は中国語教室が極端に少なかったり、あるいは存在しないのでしょうか。

地方や田舎に中国語教室が存在しない理由

簡単に言うと東京や大都市圏とは反対に需要と供給がないためです。

地方にも確かに中国人は存在しますが実際教えることができる人が少ないことと、そもそも中国語を学んでみたいという人はごく僅かに限られるということです。

それで「ごくわずか」の中国語学習者が教室に通いたいとしても存在しないのが実情です。たまに田舎のような所に教室の存在を確認することがありますが「地方は教室があるだけありがたい」と言うのが率直なところです。

しかしあまりにも遠方の教室に通うとなると、1時間のレッスンのために往復3時間かけると言った効率的とはほど遠い状況が生じます。

それで人によってはやむを得ず独学での学習を続けたり、あるいは途中で止めてしまう人たちもいることでしょう。では地方や田舎に住んでいた教室に通えない人たちはどのようにして中国語を習ったら良いのでしょうか。

対処法はスカイプを使ったレッスンを受けること

ここ数年でネット回線を使って中国語を学ぶという方法が確立されつつあります。ネットが繋がりさえすればマンツーマンで中国語のレッスンを受けることができるのです。

スカイプを使ってのレッスンは主に二種類あり、一つは日本にある中国語教室の講師がスカイプを使ったレッスンを行ってくれるところです。

マンツーマンが原則なので実際に会って学ぶほどではないにしてもグループで学ぶよりは若干割高になると思います。それでも教室まで時間をかけて通う必要はないというメリットもあります。

もう一つは業者を通じて中国に住んでいる中国人とスカイプを使ってレッスンを行なう方法です。こちらは日本にいる人とのレッスンと比べて半額ほどで授業を受けることができます。

費用の差は端的にいうと「講師にかかる賃金の違い」です。日本に住んでいる人に払うのと中国に住んでいる人に払う賃金は大きく異なります。この部分を利用して近年増えているのが中国に住んでいる中国人とスカイプ学ぶタイプのレッスンです。

中国語を学ぶ上での大きな障害となっていた地理的な要素は一気に解消されます。日本と中国のネット回線の速度の差こそあれど費用対効果の高い選択肢です。

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