二人で行なう会話練習-中国語スピーキング能力の向上に役立つ
中国語のスピーキング能力を伸ばす上で一人でもできることは多いですが、もし会話の相手がいるならば容易に練習を行なうことができます。
相手がネイティブでなくても中国語のレベルが同じくらいであれば会話練習は可能です。練習のやり方を簡単に説明したいと思います。
役割分担を決めるとやりやすい
もし二人で会話練習をするのであれば質問する人とそれに答える人に分けて行なうことができます。質問する人は情報を引き出すだけでなく相手の考えを聞くことで話し手が上手に語れるようにします。
具体的には「Yes,No」を求めたり単に数字や時間、場所を聞くような質問よりも相手が物事を考えて答えられるような質問が望ましいです。
答える側も知っていることを単に答えるのではなく(クイズのようにではなく)自分が考えて答えるようにします。簡単にできる方法としては、最初に直接的な答えを述べてから次に理由を詳しく説明するようにします。
こうすると答える側もできるだけ考えてから答えることでき、良い会話練習となります。
知識を引き出すよりも考えを引き出すことを優先して行なう
日本人の学習者の傾向としては知識を多く所有しているものの考えを表現するのが苦手です。テストでは高得点を取れるとしてもフリートークでは自由に考えを表現できないことがあります。
私が留学していた時には大学でスピーキング専門の授業がありました。私を含めて日本人の方は教師の直接的な質問には答えられるものの、さらに踏み込んで意見を言うことは少ないように感じました。
学習者の国民性もあるかと思いますが、考えを自由に表現するのはスピーキング能力の基本的な部分です。意識的に努力することによって十分改善を図ることができます。
それで対話練習をする時には特に今持っている情報を土台にして自分の考えを表現する努力をすることを特におすすめします。最初は難しく感じるとしても慣れてくると短い文章から言えるようになるので楽しくなってゆきます。