中国語学習でスピーキング能力が最も重要な理由


中国語の能力を総合的に高める上でスピーキング(話す能力)が一番重要だと言っても過言ではありません。その理由をいくつか挙げてみましょう。

スピーキングの能力の中には正しく発音できる力や自分で考えたことを分かりやすい文章で表現することが含まれます。

スピーキングができればリスニング(聞き取り)能力も必然的に上がる

スピーキングとリスニングは表裏一体になっており「正しく話せれば聞き取れる」ことになります。なぜなら「話せる」ということは正確な音を知っていることになり、なおかつ文章の構成や流れを理解していることになるからです。

もちろん話せる内容=聞き取れる程度ではありません。私の経験則からすると自分で話せる内容の150%位のレベルの内容は正確に聞き取ることができます。

その理由からしても聞き取り能力を高めるには、より多くの「音」を聞くだけでなく同時に発しなければならないのです。

スピーキングができればライティング(書き取り)もできる

スピーキングとライティングの共通点は言葉を発することで、違いは「それが音なのか文字なのか」ということになります。

日本人の場合は漢字に精通しているので自分が話せる内容の漢字はほぼ正確に書き取ることができます。そして語順を正しく表現できるので正しい文章が作れます。

正しく話せるということは正確なピンインが分かるので、パソコンを使って文章を作成する場合は相応しい漢字に変換するだけなので非常に簡単です。

日本人にとって「読むスキル」はほとんど問題にならないので、スピーキング→リスニングとライティングに能力が波及されてゆけば中国語学習は満足のゆくレベルまで達することができるのです。

会話ができると中国語の能力に自信が持てる

中国語を使うことは「中国語会話」という言葉に代表されているように「話す」スキルが最重要視されています。なぜなら中国人とのコミュニケーションの主要な手段は会話をすることだからです。

それでスピーキングの能力が高いと自分の中国語の能力にも自信が持てますし、積極的な気持ちで学習に取り組んだりコミュニケーションを図ることができます。この理由からも中国語の4つのスキルの中で特にスピーキングを重要視する必要があるのです。

もちろん他のスキルもおろそかにはできませんが、主に「話す能力」を上げることを意識して中国語学習に取り組むならば良い結果を得ることができるでしょう。

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