中国語単語はどれだけ覚えれば通用するのか?


・・と人によっては質問される方もいるかもしれません。

「人それぞれ」と言ってしまえば終わりなのですが、ここでは中国で一応生活できるレベルと仕事である程度通用するレベルの語彙がどのくらいか考察します。

目安となる中国語検定の級とそれに対するキクタンの語彙数で計算してみましょう。

■ キクタンの級と覚えられる語彙数は以下のとおりです。

  • 準4級―504語
  • 4級―560語
  • 3級―1008語
  • 2級―896語と成語112語
  • 準1級-1008語と成語224語
  • 中国で生活するには3級レベル-2072語あれば十分

    私の中国生活の経験からすると、一応何不自由なく中国で暮らせる程度の語学力は中検3級レベルです。もちろん文法なども覚えなくてはなりませんが、大体この程度です。

    合計すると約2000語になりますが実際の日常生活で発する単語はさほど多くはありませんので心配いりません。単語全体の中には話せなくても読めればそれで良いものもあります。

    そのように考えると2000語はさほど多くはないでしょう。(日本人は既に漢字を多く知っていますし、中国語と意味がほとんど同じものも多いのです)

    ちなみに中国に留学に行くためのレベルであれば準4級~4級レベルの語彙数は必要です。つまり500~1000語の単語です。私は初めて中国へ渡った時には語彙数は500もありませんでした。

    語彙数の違いが生活にどう影響するかというと・・現地でのコミュニケーションでどの位苦労するかが変わります・・。それでできるだけ語彙数は増やしてから渡航することをおすすめします。

    ビジネスで通用するには最低2級レベル-2968語と専門分野の語彙

    ビジネスレベルであれば最低でも中検2級レベルの語彙力は必要になるので大体3000語というところです。それに加えて各業種でしか使わない専門用語もあるはずなので+αになります。

    日本にある会社なのか中国で駐在として働くのか、あるいは中国大陸の普通の企業で働くかによっても大きく異なります。

    ビジネスの場での語彙力と言うのはテストで点が取れるというレベルではなく、きちんと聞き取り話せるというある程度自由に操れるレベルの事を指します。

    これを考えると結構ハイレベルだとは思いますね。

    このページの先頭へ