中国語の単語は覚えやすいものから取り組む(口語⇔書面語)
これから中国語を学ぶ方が効率よく単語を覚えてゆく上でのコツは「覚えやすいものから取り組む」のが大切です。ではどんな単語が効率よく覚えやすいのでしょうか?
日常生活に関連のある「口語」から取り組むのがよい
口語(中国語では口语 kou3yu3)つまり話し言葉の方が覚えやすいです。
中国人が日常で使う話し言葉はさほど難しいものではありません。地方によって使いやすい言葉の違いはあるものの大抵は同じような言葉です。
この部分から集中的に覚えてゆけば早い段階で中国人とのコミュニケーションを楽しむことができます。一方「書面語」を会話の中で用いると「えっ?」と聞き直されてしまうことがあります。
書面語は「耳から入るものではなく目から入る情報」なので会話の中で使ってしまうと中国人ですら分かりづらいようです。(特に教育の限られた人たちと話す時には顕著です)
別の理由としては「中国語を学んで間もない人がそんなに難しい言葉を使うなんて思ってもいない」ので相手も聞き逃してしまうようです。
日本人は漢字を知っているのである種の書面語は比較的吸収しやすいですが、それは会話で使うものではないので伝わりづらさがあります。(他の国籍の中国語学習者は会話の際に難しい言葉はあまり使いません)
書面語を意識して覚えるタイミングとは?
こちらの記事にも書いてあるように中国語検定を受けるならば書面語を覚える必要があります。中国留学経験のある私としては(中国はHSKの試験)日本の中検は書面語の向きが強い印象です。
他には仕事や他の活動で文章を作成したりメールを使うならば書面語も覚えてゆきたいものです。口語は簡単な会話には向いていますが細かい状況を描写するのには向いていないこともあります。
書面語は口語よりも難しいですが詳細かつ具体的に描写ができるのでより深いコミュニケーションを取ることができます。しかしこの部分はビジネスレベルの領域でもあるので必要な方とそうでない方もおられるでしょう。
中国語学習のモチベーションを保つためにも「学びやすいものから取り組む」のも大切なので覚える単語も優先順位を付けていくと効率よく知識の幅を広げることができますよ。