中国語の単語を覚える方法-書く・タイピングする
中国語の単語を覚えるというのはインプットの作業になりますが、そのための方法として「書く・タイピングする」という方法があります。
これら2つはアウトプットとも言うことができますが、単語を覚えるための一環なのでインプットとも言えるでしょう。さっそく具体的に書くこととタイピングが単語を覚える上でどのような役割を果たすのか解説しましょう。
書いて覚えるという方法-基本的なスタイル
単語の書き取りはごく基本的な方法の一つです。
小学校の時など誰もが経験のある漢字の書き取りを行えばよいのです。この時に漢字を数回書き取ることによって少しずつ単語を覚えられるようになります。
私たちは日本人なのであまり意識することはありませんが、漢字を一つの「形」として覚えるのは重要です。この訓練を通して漢字を書いたり読んだりすることができます。
主に向上できるのはリーディングのスキルです。
これだけだと漢字を読み上げる能力はつかないでしょう。人によっては漢字とセットでピンインを書くこともできますが、正しい発音ができる方は書く必要はありません。
単語を書く時に同時に発音の練習をするだけれも十分でしょう。
※しかし中国で生活をしていて感じるのは「めったに漢字を書く機会がない」ことです。
中国で生活をしていて漢字を読みますが、書くことはありません。なぜかと言うとパソコンやメールでほぼ用が足りてしまうからです。もちろん簡単なメモ書き程度はしますが、長い文章はあまり書くことはありません。
日本人にとって漢字を覚えること自体はさほど難しくないので「漢字を覚えて発音する」ことに重点を置いた学習でもOKです。それがタイピングを通して覚えることです。
タイピングを通して正しい発音を覚える
タイピングというのはパソコンを使って文章を打ち込むことです。どんなパソコンでもグーグルの中国語IMEをインストールすれば中国語の文章を作成することができます。
その時にピンインを打ち込んでから漢字に変換するのですがピンインを正しく入れないと漢字が表示されないので良い練習になるのです。
メリットは漢字に対応したピンインを覚えられることです。(四声については入力しませんので自分で発音しながら覚える必要があります)
タイピングだと「漢字に対応したピンインを打ち込む→該当する漢字を選択する→覚える」の流れになります。デメリットは”漢字は選択するのみ”なので書き取り作業ほどに漢字そのものは覚えられないということです。
現在の日本の社会でもパソコンの使用が主になっているので徐々に漢字が書けなくなってきていますよね。それと同様の現象です。
ただし「手で漢字を書く」ことがさほど必要でなければ(中検を受けたり)個人的にはタイピングを通して漢字と発音を覚えるだけでも十分だと思っています。
この部分は人それぞれなので、目的に応じて使い分けましょう。