中国語初心者ができるだけ早く「音」に慣れる方法
初心者の方が中国語学習を効率的に進めてゆく上で重要なのが「早い段階で音に慣れる」と言うことです。なぜなら中国語の音は学習においての重要性が高いからです。
中国語の特徴としては文法学習が比較的簡単なのに比べて「音」が関係するリスニングやスピーキングは難しく、時間のかかる分野だと言えます。それで早くから取り組む必要があるのです。
四声とピンインが読めることは必須条件
中国語は漢字での表記ですがルビはピンインなので初めの段階でピンインをきちんと読めるようにしておきたいものです。主に音節表を使ってピンインを覚えます。
おすすめは目と耳の両方を使った学習です。音節表を見ながら発音の練習もしますが同時に音声のCDやネットの音源を利用して耳を使って聴き分けるように努めます。
それができたならば単語を声に出すことや簡単な文章で構わないので朗読する習慣を身につけておくことができます。独学だとついつい軽視しがちですが朗読には大きな力があります。
聞き流しは有効な学習法だが自分のレベルに合った物を選ぶ
同時期に聞き流しの学習も取り入れることができます。聞き流しも音に慣れる効果的な方法ですがどんな音源が役立つのでしょうか?
初級者であるならばNHKのラジオニュースはおすすめしません。なぜならアナウンサーが話すスピードが早いのとニュース内容の難易度を考えると中級者向けだからです。
私も経験がありますがラジオニュースを聞いていると全く聞き取れないので「中国語は難しい」とネガティブな印象を残してしまうのでオススメできません。
ではスピードラーニングのようなリスニングCD教材はいかがでしょうか。用い方によっては効果の上がる教材ですが、初中級レベルから使い始めても遅くありません。
それで初級者が音に慣れる目的であれば中国語テキストに付属されているCDで十分だと言えます。自分のレベルに合っていますし、テキストに目を通していれば何となく意味も分かるからです。
目的は「音に慣れること」であって精聴ではないので意味を全てつかみきれなくても構いません。「何となく聞き取れるかな」くらいの内容でも音に慣れることができます。
これを繰り返してゆけば中国語初級の比較的早い段階で音そのものに慣れることができます。早く慣れれば慣れるほど中国語の音に対する苦手意識を持たなくなるので後々学習に取り組みやすくなるのです。