中国語学習に発音は必要か?
中国語を学び始めたばかりの人にとって発音は大きな難関となり得ます。人によっては「中国語学習を発音なしで習得できないだろうか?」と考えてしまうかもしれません。
これが正しい見方なのかを検証したいと思います。
「中国語発音できれば半ばよし」の真意
中国語テキストの著者が「中国語は発音できれば半ばよし」と仰られたことがあります。
言い換えると「中国語は発音さえできれば半分できたようなものだ」と言う意味です。さらに突っ込むと「発音ができないと中国語のスキルの半分を落としたことにもなる」とも言えるでしょう。
なぜそのように言えるのでしょうか?
中国語のスキルは主に「読む・書く・聞く・話す」の4つで成り立っていますが発音ができないと「聞けない・話せない」事になるからです。
しかし大抵の学習者の場合は文字を読み書きできることを目標とするのではなく、会話を中心としたコミュニケーションを図ることなのではないでしょうか。
そうすると発音学習をしないということはいつまでたっても目標に到達しないということになります。この状態が続くと学習の意義そのものを感じられなくなり挫折してしまうでしょう。
発音学習は飛行機の翼のよう
中国語は主に単語や文法の習得といった「読み書き」の部分と発音が関わるリスニングとスピーキングの2つに大きく分けられます。
日本人は漢字を知っているので読み書き学習の方が簡単なので人によっては比重が傾いてしまうかもしれません。しかし発音と読み書きは飛行機の両翼のようにどちらも必要不可欠のものなのです。
むしろ日本人は漢字を知っており中国語の単語の中には意味が同じか似ているものもあり学びやすいので発音学習に比重を多くとって学ぶくらいがちょうど良いでしょう。
まとめとして
中国語学習に発音は必須です。
最初は難しく感じるかもしれませんが努力と時間の積み重ねによって必ず習得できるものなのでじっくり腰を据えて取り組むことにしましょう。