中国語で類義語や複数の意味がある単語の覚え方
中国語単語を覚えてゆく際に必ずしも「一つの単語=一つの意味」だけに特定して覚える必要はありません。類義語があれば知識は横に弘がってゆきますし、逆に一つの単語でも複数の意味がある場合には優先順位をつけて覚える必要があります。
類義語を覚える際の注意点
単語を覚える際に類義語も一緒に調べるのも一つの方法です。しかし注意したい点としては「意味は似ているけど同じではない」と言うことです。
初めに覚えた単語と類義語を比較してみてどこに違いがあるのか、どんな場面で使うのかをしっかり見極めておく必要があります。そうでないと自分でも混乱してしまい使い方が曖昧になってしまいます。
それを避けるためにも例文は覚えておいたほうが良いでしょう。
その一方、「意味はほとんど同じ」の単語もあります。この場合は並列して覚えてゆけば良いのでさほど問題にはなりません。同じ意味の単語は無意識のうちに自分が使いやすい単語を選んでしまうので他の単語は使う機会も少なくなります。
語彙を増やすのを目的としているのであれば意識的に話したり書いたりする時に知ってる単語を使い分けるのも良いでしょう。
まとめると・・
類義語は意味や用法の違いを見極めること、同じ意味の単語は意識して使うことです。
複数の意味がある単語の扱い方
例えば、ごく基本的な単語「是」や「就」にもいくつかの意味があります。他にも同様の単語があり辞書を見るとどこから覚えてゆけばよいのか迷うことがあります。
その時には「今自分が必要としている意味だけに的を絞る」ことをおすすめします。辞書を見て全ての意味や用法を覚えようとすると多大の時間もかかりますし、今学んでいる部分との関連がなければすぐに忘れてしまうからです。
では、他の意味はどうすればよいのでしょうか?
「今後必要になった時に覚えれば良い」というのが簡単な答えです。
意味が複数ある単語でも「意味を覚える時期は異なる」のです。例えば先ほどの「是」でもbe動詞としての「是」と「不是~、而是」(~じゃなくて、~なんだ)を覚える段階は違うわけです。
辞書を見るとたくさんの意味や用法のある単語に出くわすと圧倒されてしまうことがありますが、ぜひ一つ一つ覚えてゆくことを心がけるならば必ず習得することができますので焦らずに取り組みましょう。